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パラレルセッション 3(PS-3)
  • 2024年7月23日
  • 16:40 - 17:40
  • 同時通訳あり

アジア太平洋から考える気候安全保障 -人の移動と食料安全保障のつながり-

気候変動は、人間社会や自然に直接影響するだけではなく、それに起因する社会経済的なリスクをももたらし、私たちはそれらの脅威にさらされています。このようなリスクへの対応を検討する「気候安全保障」は、欧米を中心に活発な議論が行われてきた一方で、日本を含めアジア太平洋では比較的新しい概念として位置付けられています。IGESでは2023年度から外務省の外交・安全保障調査研究事業費補助金による「アジア太平洋の気候安全保障事業」を開始し、アジア太平洋における気候安全保障の論点を確立することに取り組んできました。同研究事業では、気候安全保障を概観し、また複数の視点から政策提言を行うことを目的として、エネルギー安全保障、人の移動、食料安全保障、気候変動適応、海洋安全保障の5つのテーマを設けています。このように複数のテーマを取り上げることで、気候変動を取り巻く問題の多様性と継続性に取り組むことを目指しています。

本セッションでは、人の移動と食料安全保障という2つのテーマを取り上げ、それぞれのテーマにおける国際社会での議論を振り返ります。さらに日本を中心としたアジア太平洋での取り組みを示すとともに、これらのテーマ間の関連について意見交換を行い、アジア太平洋における気候安全保障の議論の進展に貢献することを目指します。

パネルディスカッション

モデレーター
山辺 アリス IGES 持続可能な消費と生産領域 研究員
スピーカー
久留島 啓 IGES 適応と水環境領域 研究員
スピーカー
ムハンマド・ナシフ・アサン クルナ大学経済学部教授
スピーカー
岡野 直幸 IGES 適応と水環境領域 研究員