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ISAP2024全体テーマ

地球のトリプル・クライシスを乗り越えるために必要な統合的アプローチとは

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本日開催!
2024年723日(火)

コンセプトノート

ISAP2024全体テーマ

「地球のトリプル・クライシスを乗り越えるために必要な統合的アプローチとは」

地球が気候変動、生物多様性の損失、そして環境汚染という“トリプル・クライシス”(三重の危機)にさらされている中、持続可能な社会への変革をどのように加速させていくことができるでしょうか。

私たちはこの問題に対処するため、パリ協定、昆明・モントリオール生物多様性枠組、持続可能な開発目標(SDGs)といった世界目標を掲げ、それぞれにおいて野心的な取り組みを進めてきました。しかし、実際の進展はあまりにも遅く、そして断片的なものとなっています。一方で、これら目標間のシナジー(相乗効果)を最大化し、トレードオフを最小化することが、トリプル・クライシスへの対応の鍵となることが科学的に明らかになりつつあります。気候変動、生物多様性の損失、環境汚染、そして持続可能な開発の障壁となる諸課題を俯瞰する統合的アプローチが今まさに求められているのです。

現在、統合的アプローチの重要性は着実に共有されつつあります。SDGsのローカライゼーション(地域化)、農村部と都市部の資源の流れの最適化、自然と人間との関係の調和を図る地域循環共生圏(Regional Circulating and Ecological Sphere:Regional CES)が、日本のいくつかの地域で具現化しています。また、経済界は、気候変動を緩和するだけでなく、生態系を保全するために市場原理を活用しようとしています。さらに、若者たちは、複雑な問題に対して環境的・社会的に持続可能な解決策をより主体的に模索しています。

今年で16回目を迎える「持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム(ISAP)」では、統合的アプローチによるトリプル・クライシスへの対応について議論を深めます。具体的には、統合的アプローチの様々な取り組みがアジア太平洋地域におけるより広範な意思決定にどのような影響を与え、世界的な変革への道を拓くことができるかを検討します。

開会式 (OP)

  • 9:00 - 9:15
  • 503 + オンライン
  • 同時通訳あり
来賓あいさつ
滝沢 求 環境副大臣
来賓あいさつ
橋本 和也 神奈川県 副知事
開会あいさつ
武内 和彦 IGES 理事長

特別講演(SS)

  • 9:15 - 9:30
  • 503 + オンライン
  • 同時通訳あり
ルイス・ゴメス・エチェベリ 国際応用システム分析研究所(IIASA)名誉研究者 / 気候変動とSDGsのシナジーに関する専門家グループ共同議長 [ビデオ参加]
エリック・ザスマン IGES サステイナビリティ統合センター プログラムディレクター

全体会合(PL)

1
  • 9:30 - 10:40
  • 503 + オンライン
  • 同時通訳あり

2050年ネット・ゼロの達成に向けた質の高い炭素市場の構築と実践

世界的な温暖化の影響が顕著となる中で、国連の温暖化対策の枠組みであるパリ協定が定める2050年までに世界的な排出量を実質ゼロとする目標(ネット・ゼロ)の達成に向けては、民間資金や技術を国際的な協力の下で積極的に導入していくことが不可欠となっています。これに向けて昨年札幌にて開催されたG7気候・エネルギー...

2
  • 10:50 - 11:40
  • 503 + オンライン
  • 同時通訳あり

生物多様性評価とは – グローバルとローカルをつなぐ視点から

2012 年に設立された「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学 - 政策プラットフォーム(IPBES)」は、生物多様性評価に対する世界の見方を変えました。IPBESは、生物多様性とその損失のさまざまな側面に関して、複数の世界規模の報告書を作成してきました。これらの報告書は、政策立案者に生物多様性に関する一般的な傾向を知ら...

3
  • 13:00 - 13:50
  • 503 + オンライン
  • 同時通訳あり

国際プラスチック条約に向けた国際交渉と今後の展望

プラスチック汚染に対処するための国際条約制定に向けた国際交渉が現在進行しており、年内の合意が期待されています。プラスチック汚染に関する法的拘束力のある国際文書(条約)の策定に向けた第5回政府間交渉委員会(INC5)は、2024年11月25日から12月1日まで、韓国・釜山で開催されます。本条約は、プラスチック製品や利用に...

4
  • 14:00 - 15:20
  • 503 + オンライン
  • 同時通訳あり

地方自治体主導によるレジリエントな社会への道筋:地域循環共生圏アプローチの活用

持続可能な開発のための2030アジェンダやパリ協定といった世界目標の下、持続可能な社会の実現に向けた野心的な取り組みが進められています。一方で、こうした世界目標を地方自治体の政策や計画に落とし込み、実施を図ることが課題となっており、各地の自治体では限られた財源と人員の中、持続可能で気候変動に対してレジリエント...

パラレルセッション(PS)

閉会式(CL)

  • 17:45 - 17:50
  • 503 + オンライン
  • 同時通訳あり
閉会あいさつ
高橋 康夫 IGES 所長

ISAPとは

持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム(International Forum for Sustainable Asia and the Pacific: ISAP)は、日本及びアジア太平洋で活躍する専門家、国際機関、政府、企業、NGO関係者が集い、地域の持続可能な開発に関する多様な議論を行う場です。公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)が、地域の多様なステークホルダーと協働して2009年から毎年開催しています。すでに地域で活発に活動している関係者間の情報共有の促進や連携強化も主な目的のひとつですが、地球環境問題に関心をお持ちの一般の方々にも世界的な議論の進展や最新の研究動向に触れていただき、持続可能な社会の構築に向けた素地を共に作っていくことも目的としています。

これまでの ISAP

アクセス

パシフィコ横浜 会議センター5F

〒220-0012 横浜市西区みなとみらい1-1-1
Tel: 045-221-2155(総合案内)

アクセス Map (PACIFICO YOKOHAMA Website)

会場への交通のご案内

みなとみらい線 みなとみらい駅より徒歩8分 「クイーンズスクエア方面」改札口を出て、左手奥にある、長い赤のエスカレーターを利用。 さらに正面のエスカレーターへ乗り継ぎ左へ、「クイーンズスクエア横浜」の2Fを通り抜け、陸橋を渡ります。

JR線・市営地下鉄 桜木町駅より徒歩15分、バスで11分、タクシーで5分

横浜駅よりタクシーで10分、シーバス(船)で10分

後援機関

  • 環境省
  • 神奈川県
  • 兵庫県
  • 横浜市
  • 北九州市
  • 川崎市
  • 国立環境研究所(NIES)
  • 国際協力機構(JICA)
  • 環境再生保全機構(ERCA)
  • イクレイ日本
  • 地球環境行動会議(GEA)

ISAP2024 事務局

公益財団法人 地球環境戦略研究機関 (IGES)

〒240-0115 神奈川県三浦郡葉山町上山口2108-11
TEL: 046-855-3720 | E-mail: isap2024-info@iges.or.jp

© Institute for Global Environmental Strategies (IGES).

ISAP2024全体テーマ

地球のトリプル・クライシスを乗り越えるために必要な統合的アプローチとは

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2024年723日(火)

コンセプトノート

ISAP2024全体テーマ

「地球のトリプル・クライシスを乗り越えるために必要な統合的アプローチとは」

地球が気候変動、生物多様性の損失、そして環境汚染という“トリプル・クライシス”(三重の危機)にさらされている中、持続可能な社会への変革をどのように加速させていくことができるでしょうか。

私たちはこの問題に対処するため、パリ協定、昆明・モントリオール生物多様性枠組、持続可能な開発目標(SDGs)といった世界目標を掲げ、それぞれにおいて野心的な取り組みを進めてきました。しかし、実際の進展はあまりにも遅く、そして断片的なものとなっています。一方で、これら目標間のシナジー(相乗効果)を最大化し、トレードオフを最小化することが、トリプル・クライシスへの対応の鍵となることが科学的に明らかになりつつあります。気候変動、生物多様性の損失、環境汚染、そして持続可能な開発の障壁となる諸課題を俯瞰する統合的アプローチが今まさに求められているのです。

現在、統合的アプローチの重要性は着実に共有されつつあります。SDGsのローカライゼーション(地域化)、農村部と都市部の資源の流れの最適化、自然と人間との関係の調和を図る地域循環共生圏(Regional Circulating and Ecological Sphere:Regional CES)が、日本のいくつかの地域で具現化しています。また、経済界は、気候変動を緩和するだけでなく、生態系を保全するために市場原理を活用しようとしています。さらに、若者たちは、複雑な問題に対して環境的・社会的に持続可能な解決策をより主体的に模索しています。

今年で16回目を迎える「持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム(ISAP)」では、統合的アプローチによるトリプル・クライシスへの対応について議論を深めます。具体的には、統合的アプローチの様々な取り組みがアジア太平洋地域におけるより広範な意思決定にどのような影響を与え、世界的な変革への道を拓くことができるかを検討します。

開会式 (OP)

  • 9:00 - 9:15
  • 503 + オンライン
  • 同時通訳あり
来賓あいさつ
滝沢 求 環境副大臣
来賓あいさつ
橋本 和也 神奈川県 副知事
開会あいさつ
武内 和彦 IGES 理事長

特別講演(SS)

  • 9:15 - 9:30
  • 503 + オンライン
  • 同時通訳あり
ルイス・ゴメス・エチェベリ 国際応用システム分析研究所(IIASA)名誉研究者 / 気候変動とSDGsのシナジーに関する専門家グループ共同議長 [ビデオ参加]
エリック・ザスマン IGES サステイナビリティ統合センター プログラムディレクター

全体会合(PL)

1
  • 9:30 - 10:40
  • 503 + オンライン
  • 同時通訳あり

2050年ネット・ゼロの達成に向けた質の高い炭素市場の構築と実践

世界的な温暖化の影響が顕著となる中で、国連の温暖化対策の枠組みであるパリ協定が定める2050年までに世界的な排出量を実質ゼロとする目標(ネット・ゼロ)の達成に向けては、民間資金や技術を国際的な協力の下で積極的に導入していくことが不可欠となっています。これに向けて昨年札幌にて開催されたG7気候変動・エネルギー...

2
  • 10:50 - 11:40
  • 503 + オンライン
  • 同時通訳あり

生物多様性評価とは – グローバルとローカルをつなぐ視点から

2012 年に設立された「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学 - 政策プラットフォーム(IPBES)」は、生物多様性評価に対する世界の見方を変えました。IPBESは、生物多様性とその損失のさまざまな側面に関して、複数の世界規模の報告書を作成してきました。これらの報告書は、政策立案者に生物多様性に関する一般的な傾向を知ら...

3
  • 13:00 - 13:50
  • 503 + オンライン
  • 同時通訳あり

国際プラスチック条約に向けた国際交渉と今後の展望

プラスチック汚染に対処するための国際条約制定に向けた国際交渉が現在進行しており、年内の合意が期待されています。プラスチック汚染に関する法的拘束力のある国際文書(条約)の策定に向けた第5回政府間交渉委員会(INC5)は、2024年11月25日から12月1日まで、韓国・釜山で開催されます。本条約は、プラスチック製品や利用に...

4
  • 14:00 - 15:20
  • 503 + オンライン
  • 同時通訳あり

地方自治体主導によるレジリエントな社会への道筋:地域循環共生圏アプローチの活用

持続可能な開発のための2030アジェンダやパリ協定といった世界目標の下、持続可能な社会の実現に向けた野心的な取り組みが進められています。一方で、こうした世界目標を地方自治体の政策や計画に落とし込み、実施を図ることが課題となっており、各地の自治体では限られた財源と人員の中、持続可能で気候変動に対してレジリエント...

パラレルセッション(PS)

閉会式(CL)

  • 17:45 - 17:50
  • 503 + オンライン
  • 同時通訳あり

「IGES新刊案内 7/30丸善出版より出版決定」

ISAPとは

持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム(International Forum for Sustainable Asia and the Pacific: ISAP)は、日本及びアジア太平洋で活躍する専門家、国際機関、政府、企業、NGO関係者が集い、地域の持続可能な開発に関する多様な議論を行う場です。公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)が、地域の多様なステークホルダーと協働して2009年から毎年開催しています。すでに地域で活発に活動している関係者間の情報共有の促進や連携強化も主な目的のひとつですが、地球環境問題に関心をお持ちの一般の方々にも世界的な議論の進展や最新の研究動向に触れていただき、持続可能な社会の構築に向けた素地を共に作っていくことも目的としています。

これまでの ISAP

アクセス

パシフィコ横浜 会議センター5F

〒220-0012 横浜市西区みなとみらい1-1-1
Tel: 045-221-2155(総合案内)

アクセス Map (PACIFICO YOKOHAMA Website)

会場への交通のご案内

みなとみらい線 みなとみらい駅より徒歩8分 「クイーンズスクエア方面」改札口を出て、左手奥にある、長い赤のエスカレーターを利用。 さらに正面のエスカレーターへ乗り継ぎ左へ、「クイーンズスクエア横浜」の2Fを通り抜け、陸橋を渡ります。

JR線・市営地下鉄 桜木町駅より徒歩15分、バスで11分、タクシーで5分

横浜駅よりタクシーで10分、シーバス(船)で10分

後援機関

  • 環境省
  • 神奈川県
  • 兵庫県
  • 横浜市
  • 北九州市
  • 川崎市
  • 国立環境研究所(NIES)
  • 国際協力機構(JICA)
  • 環境再生保全機構(ERCA)
  • イクレイ日本
  • 地球環境行動会議(GEA)

ISAP2024 事務局

公益財団法人 地球環境戦略研究機関 (IGES)

〒240-0115 神奈川県三浦郡葉山町上山口2108-11
TEL: 046-855-3720 | E-mail: isap2024-info@iges.or.jp

© Institute for Global Environmental Strategies (IGES).