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テーマ別会合 13
  • 2022年12月5日
  • 14:00 - 15:00
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マイクロプラスチック政策の立案に求められる良質なデータとは?

マイクロプラスチック汚染への取り組みは、小さなプラスチック片に対処するだけではありません。環境中で見つかるマイクロプラスチックは、プラスチックポリマーからなる小さなサイズの粒子を含むだけではなく、化学物質を環境中に溶出させたり、有害化学物質(Campanale et al, 2020; Koelmans et al., 2016)や有害元素(Igalavithana et al., 2022; Akhbarizadeh et al., 2018)、病原体を含む微生物(Oberbeckmann et al., 2018; McCormick et al., 2014)などを媒介する存在として作用することにより、多様な汚染物質として機能します(Rochman et al., 2019)。マイクロプラスチック汚染が生態系と人間の健康に与える影響は多くの研究により証拠が示されており、こうした研究の証拠は、さらなる資金調達の優先順位、環境政策、水質や環境衛生および人間の健康へのリスクに対する一般の認識に影響を与えています。そのため、環境マイクロプラスチックの研究データがfindable, accessible, interoperable, and reusable (FAIR:検索・アクセス・相互運用・再利用が可能なこと)であることを保証することは、政策や緩和策に情報を提供するために不可欠です。アジアの途上国において、FAIR原則に基づく科学的なデータ収集を確立するためには、能力開発と制度化措置が必要です。本セッションでは、「マイクロプラスチックを多様な汚染物質群としてとらえ、汚染問題に対処する政策立案のためのFAIR原則に基づくデータ取得に向けた能力開発の必要性」について議論します。

このセッションの見どころ ISAP Now!
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ISAP Now!

プログラム

モデレーター
プレマクマラ・ジャガット・ディキャラ・ガマラララゲ IGES 持続可能な消費と生産 CCETセンター長
開会挨拶
5分

モンティ・ラナトゥンガ スリランカ 水道省 長官
セッション説明
5-8分

アミラ・アベナヤカ IGES 持続可能な消費と生産 研究員
第1講演者
5-8分

マドゥバシニ・マケヘルワラ 水技術共同研究・実証センター スリランカ 水道省 主任化学者
第2講演者
5-8分

ヴァン・ヒエウ・ファム 海洋環境・生態学研究部門 ベトナム海洋・島嶼研究所 副所長
パネリスト
3-5分

ンゴク・バオ・ファン IGES適応と水環境 リサーチマネージャー
パネリスト
3-5分

長谷 代子 環境省 海洋プラスチック汚染対策室 室長補佐
パネリスト
3-5分

矢野 直貴 独立行政法人国際協力機構(JICA) 地球環境部 アシスタントディレクター
パネリスト
3-5分

本多 俊一 国連環境計画 国際環境技術センター(UNEP IETC) プログラムマネージメントオフィサー