DAY2: 13:15-14:45パラレルセッション4

気候変動への適応とSDGs実施における金融包摂の役割

ここ数十年にわたり、世界中で問題解決に向けた取組みとして、特に通常の金融サービスへのアクセスがない貧困世帯を対象とした金融サービスが拡大してきました。これまでの研究で、金融サービスへのアクセスと持続可能な開発には強い相関関係があることが明らかになっています。貧困世帯のうち、金融サービスを適切かつ柔軟に利用できる世帯は、多くの場合収入源の多様化と資産の増加が可能です。そこで、適切なマイクロファイナンスシステムはコミュニティーの連帯と女性のエンパワメントにおいて重要な役割を果たし、予期せぬ事態や災害に対する世帯の脆弱性の低減にも役立ちます。ゆえに、金融サービスはSDGs達成のための重要なターゲットであり実施手段であると言えます。パリ協定では特に気候変動に対する耐性の強化の重要性を強調していますが、それは金融サービスのようなソフト面での介入にも関係しています。本セッションでは政府、民間機関、研究者、そして金融機関間での共同研究をもとに、SDGs達成と気候変動適応に向けたマイクロファイナンスの可能性について、特にマイクロインシュアランスといった革新的なモデルや金融商品を通じて如何に実行されているか、について議論します。

スピーカー
モハマド・ハサン・カレドPDF (92KB)
モハマド・アブドゥル・バキ・カリリPDF (469KB)
ジュンジェイ・エジョ・ペレスPDF (1.4MB)
PDF (905KB)
モデレーター
辻 一人
日 時2016年7月13日(水)13:15-14:45言 語日本語・英語
会 場パシフィコ横浜会議センター502号室セッション番号PL-4

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