ISAP2016サイドイベント

2050年2℃目標達成への道:
グローバル・カリキュレーターが伝える重要なメッセージとは?

「2050年までに2℃目標を達成し、全ての人が良好な生活を送れるようにすることは可能か?」という問いに答えるために、10を超える国際機関の専門家が結集し、世界のエネルギー、土地、食料、気候システムのモデル化に取り組みました。英国エネルギー・気候変動省(DECC)とClimate-KICが率いるチームによって開発された「グローバル・カリキュレーター」は、1人当たりの移動距離からカロリー消費量・食生活など様々な条件下で物理的に可能なライフスタイルをモデル化し、そのような生活を実現するにはどれくらいのエネルギー、資源、土地が必要かを割り出すツールです。またIPCCの最新の気候科学データとリンクさせながら、異なるパスウェイがもたらす気候影響の違いも明らかにしています。IGESは、日本の環境省による資金援助とDECCからの技術支援を受けながら、2015年にグローバル・カリキュレーターを日本語に翻訳しました。意識向上、教育、ビジネス分析に活用できるだけでなく、気候変動問題について適切な情報に基づいた対話を行う上でも有用です。本セッションでは、日本語版カリキュレーターを発表するとともに、その重要なメッセージを発信していきます。

ファシリテーター
松下 和夫PDF (634KB)
スピーカー
パスカル・バーミューレンPDF (1MB)
PDF (1MB)
日 時2016年7月12日(火)15:30-16:30言 語日本語・英語
会 場パシフィコ横浜会議センター511/512号室

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