全体会合 4 (PL-4)
  • 2025年7月29日
  • 14:40 - 15:40
  • 503 + オンライン
  • 同時通訳あり

気候変動対策と持続可能性の促進に向けた地域循環共生圏への民間セクター参画

SDGsや世界的な気候目標を達成するためには、包摂的かつ統合的で、インパクトのある、地域レベルの取り組みが不可欠です。民間セクターにはこうした取り組みを推進する大きな潜在力があるものの、現状では断片的なセクター別の関与に留まっています。

本セッションでは、アジアの企業リーダー、政策立案者、研究者とともに、地域レベルでの気候変動対策と持続可能な開発の促進に向けて、地域の資源を最大限に活用しながら環境・社会・経済の同時解決を図る地域循環共生圏における民間セクターの主導的な役割を議論します。具体的には、民間セクターが地域資源の管理や活用を牽引し、地域のレジリエンスを向上させ、新たな収入源を創出することで、長期的な持続可能性を確立している事例を共有します。そして、地域循環共生圏のシナジーアプローチが、地域の多様な資源を効果的に活用し、費用対効果の高いコベネフィット(共便益)を生み出すビジネス機会を創出することで、地域経済の強化に貢献し得るかを探ります。さらに、地域循環共生圏への民間セクター参画に向けた実現可能なロードマップを示し、世界的な目標と地域での実践とのギャップを埋める方策を検討します。

パネル討論

モデレーター
 三井住友信託銀行株式会社 フェロー役員
ミトラ・ビジョンクマール IGES サステイナビリティ統合センター リサーチディレクター
門林 宏英 横浜市 脱炭素・GREEN×EXPO推進局 脱炭素社会移行推進部長
 株式会社リコー ESG戦略部 ESGセンター 所長
ディパル・チャンドラ・バルア Bright Green Energy Foundation 創設者/会長

三井住友信託銀行株式会社 フェロー役員

金井 司

金井 司

三井住友信託銀行株式会社 フェロー役員

1983年、住友信託銀行に入社。2003年にサステナビリティ部署の立ち上げを主導し、2018年より現職。この間、同社のサステナビリティ経営の基盤整備、SRI(ESG)ファンドの開発、環境不動産業務の立ち上げ、ポジティブ・インパクト・ファイナンスの開発、テクノロジー・ベースド・ファイナンスチームの組成等を手掛ける。「21世紀金融行動原則」及び「インパクト志向金融宣言」の初代運営委員長。環境省、金融庁、内閣府等の各種委員。書籍、論文等の執筆多数。

ミトラ・ビジョンクマール

ミトラ・ビジョンクマール

IGES サステイナビリティ統合センター リサーチディレクター

門林 宏英

門林 宏英

横浜市 脱炭素・GREEN×EXPO推進局 脱炭素社会移行推進部長

株式会社リコー ESG戦略部 ESGセンター 所長

阿部 哲嗣

阿部 哲嗣

株式会社リコー ESG戦略部 ESGセンター 所長

1992年4月、リコー入社。販売事業本部を経て1999年環境部門に異動、環境コミュニケーションを担当。2008年4月、公益社団法人 経済同友会に出向し地球環境問題委員会を担当。2016年よりサステナビリティ部門で全社のサステナビリティ戦略の立案・推進を担当し、RE100への参加宣言、SBT認定、SDGs/ESGの経営戦略への統合等に携わる。日本気候リーダーズパートナーシップ(JCLP)の副代表も務める。

ディパル・チャンドラ・バルア

ディパル・チャンドラ・バルア

Bright Green Energy Foundation 創設者/会長