プログラム
- 2025年7月29日
- 9:00 - 9:20
- 503 + オンライン
- 同時通訳あり
主催者およびパートナーからの開会挨拶
- 2025年7月29日
- 9:20 - 9:30
- 503 + オンライン
- 同時通訳あり
基調講演
- 2025年7月29日
- 9:30 - 10:30
- 503 + オンライン
- 同時通訳あり
地球のトリプル・クライシスの中でアジア太平洋の持続可能性と安全保障を高めるシナジーを活かした対応
ベルナディア・イラワティ・チャンドラデウィ
都市・自治体連合アジア太平洋地域支部(UCLG-ASPAC)事務局長
ベルナディア・イラワティ・チャンドラデウィ博士は、世界的な都市・自治体連合(UCLG)ネットワークの中で最大の地域セクションであるアジア太平洋地域支部 (UCLG-ASPAC)の事務局長に女性として初めて就任しました。
ベルナディア博士は、都市開発及び関連分野において20年以上の経験を持ち、国際舞台で高く評価される人物としてその地位を確立しています。
国際協力機構(JICA)での勤務に始まり、その後、横浜に本部を置くCITYNETで要職を歴任しました。日本の複数の大学で客員教授として教鞭をとり、数多くの国際フォーラムで講演者としても活躍しています。また、専門性が評価され、2015年に国連人間居住計画(UN-Habitat)のジェンダー問題諮問グループ(AGGI)のメンバーに任命されました。その影響力ある活動は、2018年にGovInsider Asiaが選ぶ「アジア太平洋地域で変革を推進する著名な女性」の一人に選ばれ、彼女の影響力のある活動はさらに評価されました。
ベルナディア博士は、名古屋大学で大気物理学の修士号、シンガポール国立大学で公共政策の修士号、東京大学で都市工学の博士号を取得。2022年8月には、インドネシア共和国国立レジリエンス研究所の「PPRA 63」プログラムを修了。持続可能な都市開発への貢献がさらに認められ、2023年10月2日に国連人間居住計画(UN-Habitat)から特別表彰を受けました。また、国連経済社会局(UNDESA)と国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局が共同主催する「気候変動とSDGsのシナジーに関する専門家グループ」のメンバーとしても活躍しています。
ベルナディア博士の専門分野は、戦略的都市計画、気候変動、災害管理、水管理、女性のエンパワーメント、地方自治に及んでいます。UCLG-ASPACにおける彼女のリーダーシップは、数多くの成果を挙げています。彼女のリーダーシップの下、ASEAN市長フォーラム(AMF)は2018年にASEAN事務局から認定を受け、ASEANと正式に連携する唯一の地方自治体機関となりました。また、国連における地方自治体の重要な提言プラットフォームであるアジア太平洋地方自治体(APLG)調整機関の設立を主導しました。さらに、SDGsの地域化支援において重要な役割を果たし、浜松、ジャカルタ、スラバヤ、ジャンビ、バンドール・ランプン、サマリンダなどにおける自発的自治体レビュー(VLR)の策定の支援にも大きく貢献しました。
UCLG-ASPACの事務局長として、ベルナディア博士は地域総会、地域理事会、執行局の決定事項の実施に責任を負っています。
その役割には事務局の管理、プログラムの運営、財務管理が含まれ、会長府が定める戦略的方向性との整合性を確保し、執行局に報告する責任を負っています。
稲田 恭輔
国際協力機構 サステナビリティ推進担当特命審議役兼企画部サステナビリティ推進室長
日本の国際開発機関で 30年以上のインフラ・環境ファイナンスの経験を持つ。現在はサステナビリティ推進担当特命審議役として、事業及び組織の両面からサステナビリティ関連課題(気候変動/パリ協定への整合、自然環境、その他の ESG)の組織全体への浸透を統括。これまでフランス事務所長(欧州担当)、アフリカ部審議役、DX タスクフォースメンバー、インド課長、ミャンマー事務所次長、気候変動対策副室長、企業金融部、中国事務所等を歴任。慶応義塾大学経済学部卒、英国オックスフォード大学環境変化・マネジメント修士課程修了。北京大学にて中国語を修得。
小坂 佳世子
損害保険ジャパン株式会社 執行役員 CSuO
1993年 4月 | 安田火災海上保険株式会社入社 |
2017年 4月 | 損害保険ジャパン日本興亜株式会社人事部特命部長 |
2018年 4月 | 同社秘書部特命部長 |
2019年 4月 | 同社ビジネスクリエーション部長 |
2020年 4月 | 当社会計統括部長 |
2023年 4月 | 損保ジャパンキャリアビューロー株式会社代表取締役社長 |
2024年 4月 | 当社執行役員 |
2025年 4月 | 当社執行役員[CSuO](現職) SOMPOホールディングス株式会社執行役員 グループDeputy CSuO(現職) |
1993年 3月 | 東京大学教養学部卒業 |
- 2025年7月29日
- 10:30 - 10:50
- 2025年7月29日
- 10:50 - 11:50
- 503 + オンライン
- 同時通訳あり
COP30に向けた提言:ネット・ゼロと持続可能な開発を実現するシナジーアプローチによる気候変動対策
エンヒケ・エレー
駐日ブラジル連邦共和国大使館 エネルギー・環境・農務部長
エンヒケ・エレーは、1985年12月24日にブラジル、フロリアノポリス市で誕生。サンタカタリーナ連邦大学機械工学科を卒業、パリ第1 パンテオン・ソルボンヌ大学より経営学修士号を取得。
民間部門において、フランスの自動車産業および原子力産業の企業に勤務、またブラジルの大手鉄鋼メーカーに勤務。2013年、国家公務員試験を経てブラジル外務省に入省。同省では、国会対応室および外務大臣官房に配属。また、ブラジル連邦共和国大統領府でも勤務。
在ドイツ・ブラジル大使館にて経済部長として3年間勤務。2023年8月より、駐日ブラジル大使館にてエネルギー・環境・農業部長。
- 2025年7月29日
- 11:50 - 13:20
- ホワイエ 会場限定
- 日本語 / 英語
IGES研究員によるポスターセッション(12:30-13:20)
- 2025年7月29日
- 13:20 - 14:20
- 503 + オンライン
- 同時通訳あり
レジリエントでネット・ゼロなASEANに向けた公正で包摂的な移行
- 2025年7月29日
- 14:20 - 14:40
- 2025年7月29日
- 14:40 - 15:40
- 503 + オンライン
- 同時通訳あり
気候変動対策と持続可能性の促進に向けた地域循環共生圏への民間セクター参画
三井住友信託銀行株式会社 フェロー役員
金井 司
三井住友信託銀行株式会社 フェロー役員
1983年、住友信託銀行に入社。2003年にサステナビリティ部署の立ち上げを主導し、2018年より現職。この間、同社のサステナビリティ経営の基盤整備、SRI(ESG)ファンドの開発、環境不動産業務の立ち上げ、ポジティブ・インパクト・ファイナンスの開発、テクノロジー・ベースド・ファイナンスチームの組成等を手掛ける。「21世紀金融行動原則」及び「インパクト志向金融宣言」の初代運営委員長。環境省、金融庁、内閣府等の各種委員。書籍、論文等の執筆多数。
阿部 哲嗣
株式会社リコー ESG戦略部 ESGセンター 所長
1992年4月、リコー入社。販売事業本部を経て1999年環境部門に異動、環境コミュニケーションを担当。2008年4月、公益社団法人 経済同友会に出向し地球環境問題委員会を担当。2016年よりサステナビリティ部門で全社のサステナビリティ戦略の立案・推進を担当し、RE100への参加宣言、SBT認定、SDGs/ESGの経営戦略への統合等に携わる。日本気候リーダーズパートナーシップ(JCLP)の副代表も務める。
- 2025年7月29日
- 15:40 - 16:00
- 2025年7月29日
- 14:50 - 15:10
- 2025年7月29日
- 15:10 - 16:40
- 501 会場限定
- 英語のみ
未来のSDGsの担い手を、日本のフロントランナー地域と共に育成する
アレハンドラ・マリッツア・ロダス・アロチェ
同志社大学大学院ビジネス研究科グローバル経営研究専攻修士課程 学生
グアテマラ出身。同志社大学グローバルMBA課程において、イノベーション、サステナビリティ、テクノロジーを研究している。2024年、IGES主催のSDGs研修およびイタリアで開催された世界リサイクリング会議に参加。修士論文では、AIと循環型経済の原則を活用した持続可能な製品デザインをテーマに、消費者の認識や環境への影響を考察している。
ハンガ・プリハトマジャ
京都大学地球環境学舎地球環境学専攻 学生
インドネシアにてサステイナビリティ認証制度に係る監査業務に13年間従事し、また同時に気候変動緩和分野のコンサルタントとして活動した経験を経て、現在は京都大学大学院地球環境学舎博士課程に在籍し地球環境政策を専攻している。日本学術振興会(JST)および三菱UFJ信託財団の支援を受け、京都大学の大学院教育支援機構にも所属。現在は、気候変動、林業、サステイナビリティの分野における先導的な研究コンサルタントを目指し、MIDORI Forestry の設立に取り組んでいる。
ショート 真菜
上智大学総合グローバル学科 研究支援員
上智大学サステイナブル・フューチャーズ・プログラムにて主にRegenerative education(再生的教育)と草の根の環境運動を研究、国際関係学の学士号を取得。現在、東京における都市型流域ガバナンスとグリーンインフラに関する調査と日本各地のアグロエコロジー運動に関する研究の2つのプロジェクトでリサーチ・アシスタントを務めている。学術活動の枠を超えて、地域に根ざしたサステイナビリティの取り組みにも積極的に関わっており、地域コミュニティが社会・生態系の課題にどう連携して取り組んでいるかを研究している。
マリアム・アルナクビ
東京科学大学環境・社会理工学院博士課程後期 学生
東京科学大学環境・社会理工学院大学院生。日本における在日アラブ首長国連邦(UAE)ユース・カウンシル会長として、UAEと日本の文化的・戦略的な関係強化に取り組んでいる。また、STEM分野におけるジェンダー平等とインクルージョンを推進する団体"Women in Science Tokyo(WiST)”の創設者兼代表でもあり、共通の志を持つ個人や団体との連携の機会を大切にしている。
マーティン・ロゲリオ・ブスタマンテ・アントニオ
叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部 学生
メキシコ出身。広島県叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部在籍。サステナビリティや平和構築に強い関心を持ち、UNITARやYMCAといった国際機関と連携して活動している。アジア太平洋地域の若手リーダー育成を目的とした国際プログラム”APNG Camp(Asia Pacific Next Generation Camp)”にも参加し、同地域におけるイノベーションの促進に貢献してきた。地域内の若手リーダー同士の対話と協力を深め、異文化間のつながりを通じて持続可能な未来をともに築くことを目指している。
また、世界を形作るシステムを理解したいという探究心から、サステナビリティ、経済発展、市場の動きが交わる領域に目を向けている。現在は、食料自給を目指すスタートアップを含む複数のプロジェクトを主導し、包摂的で強靭なコミュニティづくりに取り組みたいと考えている。
北川 桜子
京都大学大学院エネルギー科学研究科 学生
小学校3年生で東日本大震災、それに伴う停電を経験し、電気がない生活の不便さや現在の電力システムの仕組みに対する違和感から、分散型エネルギーシステムに興味を持つ。
東北大学工学部でエネルギーについて工学の観点から学びを深め、エネルギーをより多角的な視点で考えられるようになりたい、という思いで京都大学エネルギー科学研究科に進学。現在は、人口減少・需要縮小が予想される日本の地方において、長期の投資回収が必要な分散型エネルギーシステムの導入は経済的・社会的にサスティナブルになりえるか?日本の各地域に根付く、長い歴史が紡いできた営みや文化、伝統技術、寺社仏閣をどのように後世に残し、活かしていくか?など、地域持続性×再エネ分散型エネルギーシステムを探求中。
古賀 実
水俣市役所 水俣環境アカデミア 所長
水俣環境アカデミア(熊本県水俣市)所長。理学博士。環境分析化学を専門として産業医科大学や熊本県立大学等で長年教育・研究に従事し、熊本県立大学では学長も務めた。
水俣病の経験と教訓を未来に活かす「知の拠点」としてアカデミア設立から携わり、水俣市を訪れる国内外の学生や専門家との対話や交流を通じて、持続可能な地域社会の実現に尽力している。
シル・ヴァン・デ・ヴェルデ
INOW 共同創業者
シル・ヴァン・デ・ヴェルデは、教育、自然保護、持続可能な観光開発を専門にしている。サハラウィ族やドゥスン族と協働し、国境を超えて移動することが、環境負荷が不平等にもたらされている現実への理解を促し、より包括的で、ポストヒューマニズム的な視点を育む可能性を探った。
現在は、日本で初めてゼロ・ウェイスト宣言を行った徳島県上勝町にて、ソーシャルエンタープライズ「INOW(イノウ)」を立ち上げ、持続可能な暮らしや循環型経済、地域創生をテーマに、地元住民、学生、世界各地の専門家がともに学ぶ体験型プログラムを提供している。こうした実践的な活動や異文化交流を通じて、INOWはグローバルな視点と地域の取り組みをつなぎ、消費する暮らしや他者との共生について考えを深めるきっかけをつくっている。この活動には、互いを尊重し、ゴミを出さず環境に責任を持つ循環型社会を目指して、コミュニティを育んでいきたいという思いが込められている。
- 2025年7月29日
- 16:00 - 17:00
- 503 + オンライン
- 同時通訳あり
日本およびその他G7の都市における健全なネット・ゼロ移行のためのコベネフィットの活用
- 2025年7月29日
- 17:00 – 17:20
- 2025年7月29日
- 17:20 - 17:50
- 503 + オンライン
- 同時通訳あり