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パラレルセッション2(PS-2)
  • 2023年12月19日
  • 13:30 - 15:00
  • 同時通訳あり

地域循環共生圏(CES)の主流化: ローカルからグローバルへのフィードバック・ループの構築に向けて

気温の上昇と環境悪化の継続を認識しつつ、急速な都市化を背景に、特にアジアの様々なステークホルダーは、社会をより持続可能な方向に導く改革を行うことが急務となっています。しかし、世界的な目標達成をタイムリーに実現するには、現在キャパシティが不足しており、2030年以降のアジェンダに向けて、ローカルからグローバルへのフィードバックと行動のループを橋渡しする必要性があります。気候変動対策と持続可能な開発を地域化するための統合的アプローチである地域循環共生圏(CES)は、自立した分散型社会を創造するため、利用可能な資源を効果的に活用するといった地域の主体性を導くことが期待されます。

本セッションでは、アジア各地の専門家や政策立案者を含む多様なステークホルダーが一堂に会し、統合的な方法で気候変動と持続可能性のための行動を加速させるCESの実現可能性について議論し、同時に改革実施への障壁を明らかにすることも試みます。ディスカッションにおいては、ISAP2023の3つの変革のダイナミクスのうち、持続可能性の移行を加速させる2つのダイナミクス、すなわち統合とローカライゼーションに沿ったものとなることを目指した議論を行います。

プログラム

モデレーター
小嶋 公史 IGES 気候変動とエネルギー 上席研究員 / 関西研究センター プログラムディレクター
ミトラ・ビジョンクマール IGES サステイナビリティ統合センター 副ディレクター
庄子 真樹 宮城大学 研究推進・地域未来共創センター 副センター長
ラジブ・ショウ 慶応義塾大学 政策・メディア研究科 教授
高橋 一彰 横浜市温暖化対策統括本部 企画調整部担当部長
カマルキショア・シャンカラオ・フタネ インド・マハラシュトラ州 村落開発課 副コミッショナー
今成 行裕 アジア太平洋地球変動研究ネットワーク(APN) 戦略推進員
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ISAP2023 ポスターセッション

今年のISAPでは、メイン会場であるパシフィコ横浜5階のエレベーター前のスペースで、ポスターセッションを実施します。ポスターセッションとは、研究員がそれぞれの研究や活動を紹介するポスターを貼り出し、関心のある方・お立ち寄りいただいた方にその内容を直接ご説明する発表形式で、国際会議や学会などでは一般的な発表方法です。

IGESではISAPの会合で取り上げられているトピック以外にも、様々な研究や活動が行われています。そうした多様なプロジェクトについて、研究員と直接対話していただけます。研究員たちにとっても、質問を受けることによる新たな気づきや、同じような研究をしている方との繋がりなど、得るものが多いのがポスターセッションです。会場にお越しの際には、ぜひポスターの発表者に気軽に声をおかけください。ステージからの発表を聞くセミナーとはまた違った、ポスターセッションならではの会話のキャッチボールをお楽しみください。

さらに、今回はスペシャル企画として、生物や科学に興味を持つ中学生・高校生もポスターセッションに発表者として参加してくれます。IGESの研究員と肩を並べて自分の研究を発表する、若き研究者の卵にもご注目ください。

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