録画映像
閉会セッション
小野洋IGES所長は、会場150名、オンライン延べ500名を超える多くの参加者、ならびに開催にあたり支援を頂いた兵庫県をはじめとする関係機関に謝意を示しました。そして、以下の3点を取り上げて、今回のISAP全体会合を振り返りました。
第一に、全体テーマである「シナジー」の重要性を改めて強調しました。複雑化・多様化する諸課題に個別に対処することは時間的・資源的な観点から困難であり、環境課題や社会経済的課題、そして安全保障やインフラの問題を組みあわせて同時解決していく力が問われると実感したと述べました。また、地域の現場におけるステークホルダーの協働や創意工夫による取り組みを、世界規模へと拡大する「スケールアップ」、そして国際レベルでの合意を地域の現場に落とし込む「スケールダウン」という、双方向の展開が重要であると訴えました。その上で、来年から本格化する2030年以降のポストSDGsに関する議論においても、「シナジー」が極めて重要な実施コンセプトになるとの認識を示しました。
第二に、今回初の関西開催となった点を挙げ、地域自治体の取り組みに加え、学術機関や企業からも積極的な発信がなされたことを報告しました。ISAPが、こうした関西地域での取り組みが世界へとつながっていく大きなきっかけとなったことを歓迎しました。
第三に、ISAPで継続して実施しているユースセッションについて言及しました。セッションを担当した福田美紀とともに今回のユースセッションを振り返り、兵庫県にゆかりのある若者と今後実践したいアクションプランをワークショップ形式で共有したことを報告しました。その上で、ISAPが若者世代の挑戦を後押ししていくプラットフォームとなるよう、今後も若者との協働を深めていきたいと強調しました。
最後に、全体会合に続いて8月~10月に開催するオンラインでのテーマ別会合の概要を紹介しました。また、横浜開催となる次回2027年のISAPについては、国際園芸博覧会(GREEN x EXPO2027)とのコラボレーションを検討していると述べ、今後もISAPが多様なステークホルダーによる議論を深める機会となることに期待を寄せ、全体会合を締めくくりました。
サマリ―作成者: 北村 恵以子(IGES)
閉会の言葉

