気候安定化のため、2050年温室効果ガス半減は自然の摂理から導かれる世界共通目標であり、ときどきの国際政治状況に左右されることなく現世代が着実に取り組むべき今世紀最大の挑戦といえる。こうした状況下で世界排出量の30%を占める日中韓の役割は大きく、気候安定化のカギを握る。3か国はともに、低炭素社会づくりに真摯に取り組んでおり、卓越した低炭素化技術と高効率の工業力、金融力をもって世界の経済を支えている。3か国が知識を共有し、地域での協力による相乗効果を高めてゆけば、その蓄積をもってアジアをはじめ世界に大きく貢献することができる。
本セッションは、長期を見据えた識者による卓越したリードのもと、科学的気候政策を支援する各国中核研究機関による研究協力を進め、世界に発信する「日中韓ハイレベル気候政策研究フォーラム(Japan-China-Korea Tripartite Climate Policy Research Forum)」の立ち上げを宣言するものである。
[キーノートスピーカー]
川口 順子, 明治大学国際総合研究所特任教授 | PDF (336KB) |
[スピーカー]
Toward harmonized actions for low carbon economy transformation in the Northeastern Asian Region ホーセン・リー, 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)副議長/高麗大学エネルギーと環境大学院教授 | PDF (209KB) |
Can We Do it? China's Low Carbon Future: 2 degree pathway ケジュン・ジャン, 中国能源研究所 シニアリサーチャー | PDF (696KB) |
日中韓三カ国協力を進めていくための研究課題 小林 光, 慶應義塾大学特任教授 | PDF (797KB) |
[モデレーター]
浜中 裕徳, IGES理事長 |
日 時 | 2015年7月28日(火) 14:25-15:40 | 言 語 | 日本語・英語 |
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会 場 | パシフィコ横浜会議センター503号室 | セッション番号 | P-3 |