本セッションは、2015年のCOP21で採択が予定されている、気候変動に関する2020年以降の枠組みに向けて、気候変動対策に関する議論の促進を目的とする。特に、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第5次評価報告書(AR5)の主要なメッセージを踏まえ、温室効果ガスインベントリの重要性やIPCCインベントリータスクフォースの役割に関する理解を深める機会としたい。
第1部は、専門家による次の3点に関する発表を行う。①IPCC AR5の主要なメッセージ、②温室効果ガスインベントリの重要性とIPCCインベントリータスクフォースの役割、③気候変動枠組条約(UNFCCC)での交渉の中での温室効果ガスインベントリといった点。第2部では、低炭素で気候変動にレジリエントな社会の構築に向け、効果的な気候変動政策をデザイン・実施するために、国レベルだけでなく、民間セクターや地方自治体等の様々なレベルでの温室効果ガス排出の測定の重要性について、議論を行う。
スピーカー
What is the IPCC? ジョナサン・リン, 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)広報責任者 | PDF (2.3MB) |
IPCC AR5 & UNFCCC COP21 平石 尹彦, | PDF (1.2MB) |
What is the National Greenhouse Gas Inventories - Role of IPCC Guidelines 田辺 清人, 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)インベントリータスクフォース技術支援ユニット(TSU)ヘッド | PDF (2MB) |
Importance of National Greenhouse Gas Inventories in the Context of the UNFCCC テルマ・クルーグ, 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)インベントリータスクフォース共同議長/ブラジル科学技術革新省国立宇宙研究所国際協力事務局長 | PDF (815KB) |
Examples of Inventory Use USA Experience ウィリアム・N・アービング, 米国環境保護庁気候変動部気候政策課 課長 | PDF (867KB) |
討論者
田辺 清人, 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)インベントリータスクフォース技術支援ユニット(TSU)ヘッド |
テルマ・クルーグ, 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)インベントリータスクフォース共同議長/ブラジル科学技術革新省国立宇宙研究所国際協力事務局長 |
ウィリアム・N・アービング, 米国環境保護庁気候変動部気候政策課 課長 |
竹本 明生, 環境省 地球環境局研究調査室 室長 |
モデレーター
平石 尹彦, 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)インベントリータスクフォース共同議長 |
日 時 | 2015年7月28日(火) 15:55-17:25 | 言 語 | 日本語・英語 |
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会 場 | パシフィコ横浜会議センター501号室 | セッション番号 | PL-2 |