現在、71%のエネルギー由来のCO2は都市で排出され、2050年には世界の人口の3分の2が都市部に住むと言われており、都市は低炭素及び気候に強靭な成長イニシアティブにおいて重要なアクターとなりつつある。本セッションでは、アジアの都市における気候変動の影響の科学的理解を基礎に、国際枠組みで都市や自治体がステークホルダーとして認知されるようになった背景を共有する。また、都市間連携の促進や、都市による気候変動戦略の具現化についての報告を通じて、都市や自治体の役割を整理する。気候変動対策を通じた都市の経済成長や競争力の向上の可能性についても議論し、都市が変革行動の主体としてイニチアチブを発揮するための条件を検討する。
[キーノートスピーカー]
Building scientific basis for city action – Climate change impact to cities. ホー・チン・シオン, マレーシア工科大学教授/マレーシア工科大学低炭素アジア研究センター所長 | PDF (2.1MB) |
[スピーカー]
Scaling up demonstration project to transformative action ‐ Lessons from the current city‐to city collaborations 奥野 雅量, 横浜市国際局国際協力部国際協力課 国際技術協力担当課長 | PDF (1.5MB) |
Collaborative Actions of Cities: Tokyo's Experience 西田 裕子, 東京都環境局総務部環境政策課 国際環境協力担当主任 | PDF (1.9MB) |
Cities in International Process 三木はる香, IGES気候変動とエネルギー領域研究員 | PDF (442KB) |
[討論者]
ホー・チン・シオン, マレーシア工科大学教授/マレーシア工科大学低炭素アジア研究センター所長 | |
中島 徹也, 横浜市国際局国際技術協力担当理事 | |
Kitakyushu City's Activities for Low-carbonization in Asia 石田 謙悟, 北九州市環境国際戦略担当理事 | PDF (1.9MB) |
西田 裕子, 東京都環境局総務部環境政策課 国際環境協力担当主任 | |
ICLEI - the global cities network 大塚 隆志, 一般社団法人イクレイ日本 事務局長 | PDF (320MB) |
Match maker is needed for promoting local initiatives 小圷 一久, IGES気候変動とエネルギー領域エリア・リーダー/上席研究員 | PDF (112KB) |
[モデレーター]
藤野 純一, 国立環境研究所(NIES)社会環境システム研究センター主任研究員 |
日 時 | 2015年7月29日(水) 15:45-17:15 | 言 語 | 日本語・英語 |
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会 場 | パシフィコ横浜会議センター503号室 | セッション番号 | PL-10 |