持続可能な開発目標(SDGs)における貧困の撲滅や万人の福祉の促進といった重要な目標は、加速を続ける気候災害の中では実現不可能であるが、エネルギーといったいくつかのSDGsの主要分野で効果的な対策がなされれば、壊滅的な気候変動を回避することにつながる。気候変動対策は、SDGsの達成につながり、逆もまたしかりである。このように、この二つの議題には大きな相乗効果を生み出す可能性があり、その効果は適切な政策と技術的な選択がなされれば、実現が可能である。本セッションでは、この二つの議題の相関性に焦点をあて、起こり得る相乗効果やトレードオフについて意見交換を行い、それぞれの議題がこれまで別々に国際交渉を経てきた背景、また、これからの実施においていかに双方を結びつけていくべきであるかを議論する。
[キーノートスピーカー]
玉木 林太郎, 経済協力開発機構(OECD)事務次長 |
[フレーミング・プレゼンテーション]
Stopping Climate Change マグナス・ベングソン, IGESプログラム・マネージメント・オフィス上席研究員 | PDF (536KB) |
Complementarity of two processes to ensure safe operating space 小嶋 公史, IGESプログラム・マネージメント・オフィス上席研究員 | PDF (483KB) |
[スピーカー]
カジ・コリクザマン・アマド, バングラデシュ・マイクロファイナンス研究所長 | |
市村 雅一, 国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)貧困削減のための持続可能な農業センター所長 | |
スレンドラ・マン・シュレスタ, 国連環境計画 国際環境技術センター(UNEP-IETC)所長 |
[モデレーター]
ピーター・キング, IGESシニアポリシーアドバイザー |
日 時 | 2015年7月29日(水) 9:30-10:45 | 言 語 | 日本語・英語 |
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会 場 | パシフィコ横浜会議センター503号室 | セッション番号 | P-4 |