気候変動に関する国際交渉において、世界の平均気温の上昇を産業革命以前のレベルから摂氏2℃以内におさえる長期目標(2℃目標)について合意がなされているが、現時点では2℃目標を実現する経路に乗っておらず、気候変動対策を強化する必要がある。そのために、より強力な政策が必要であるだけではなく、低炭素政策とエネルギー政策、税や補助金といった財政・金融政策、あるいは貿易政策といった異なる政策間の不調和(misalignment)を是正していくという新しい視点が必要である。本セッションでは、そのような取り組みとしてOECDが昨年より進めてきた「低炭素経済への移行のための政策調和」プロジェクトの主要メッセージを紹介するとともに、2℃目標達成に向けた低炭素政策という視点がメインストリーム化されていない我が国の現状と政策間調和の必要性について問題提起した上で、我が国及びアジア太平洋地域における政策間不調和の具体例や政策調和の可能性について、ADBなどの知見も踏まえて議論を深める。
[スピーカー]
ALIGNING POLICIES FOR THE TRANSITION TO A LOW-CARBON ECONOMY 玉木 林太郎, 経済協力開発機構(OECD)事務次長 | PDF (1.4MB) |
Climate Change and Energy Sector Transformation: Implications for Asia-Pacific Including Japan 服部 崇, 国際エネルギー機関(IEA)環境・気候変動ユニット長 | PDF (1.2MB) |
[討論者]
玉木 林太郎, 経済協力開発機構(OECD)事務次長 | |
服部 崇, 国際エネルギー機関(IEA)環境・気候変動ユニット長 | |
チュン・ラエ・クウォン, 国連事務総長室気候変動担当上級顧問/前韓国気候変動大使 | |
小嶋 公史, IGESプログラム・マネージメント・オフィス上席研究員 |
[モデレーター]
松下 和夫, IGESシニアフェロー/京都大学名誉教授 |
日 時 | 2015年7月29日(水) 11:00-12:30 | 言 語 | 日本語・英語 |
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会 場 | パシフィコ横浜会議センター503号室 | セッション番号 | PL-4 |