低炭素社会づくりには、自然災害に強い社会であることに加え、地方自治体のエネルギー政策や地域産業界による自発的な活動がより重要である。地域の役割は、分散型や再生可能なエネルギーの観点からも大切であり、例としてスマートグリッドが挙げられる。低炭素で強靭な地域のエネルギーシステムを構築するには、スマートグリッドは要のインフラであり、その中では、電力自由化のもと、地域社会はエネルギー供給者にも消費者にもなり得る。
本セッションは東京工業大学の柏木教授による基調講演から始まる。それに続く神奈川県は意欲的にエネルギー革命の起点になろうとしており、「かながわスマートエネルギー計画」とそれに伴う関連の活動を紹介する。その後地域産業界から、Fujisawa SSTマネジメント株式会社とほうとくエネルギー株式会社の2社が、市民協力のもと自発的にエネルギーファンドを設立したといった自社活動の紹介を行う。IGESからは、海外のベストプラクティスの報告が行われ、最後に柏木教授がセッションをまとめる。
[キーノートスピーカー]
柏木 孝夫, 東京工業大学特命教授/名誉教授 |
[スピーカー]
「かながわスマートエネルギー計画」の推進について 藤巻 均, 神奈川県産業労働局長 | PDF (1.7MB) |
宮原 智彦, FujisawaSSTマネジメント株式会社代表取締役社長/パナソニック株式会社CRE事業推進部部長 | |
小田原電力、はじまります! 志澤 昌彦, ほうとくエネルギー株式会社取締役副社長 | PDF (1.3MB) |
再エネ国際動向、地域の再エネの意義、緑の贈与 松尾 雄介, IGESグリーン経済領域 副エリアリーダー/主任研究員 | PDF (484kB) |
[モデレーター]
塚本 直也, IGES統括研究プログラムマネージャー/事務局長 |
日 時 | 2015年7月28日(火) 15:55-17:25 | 言 語 | 日本語・英語 |
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会 場 | パシフィコ横浜会議センター502号室 | セッション番号 | PL-3 |