SDGsのローカライゼーション:
グローバルトレンドとSDGサミットへのメッセージ

SDGsのローカライゼーション（地域化）の推進は、2030アジェンダ達成の鍵を握っています。世界では、より多くの都市がSDGs達成に向けて行動を起こしており、地域のステークホルダーとのより広いパートナーシップの枠組みづくりや、SDGsを自治体の計画や事業に統合するような取り組みに現れています。IGESが推進する「自発的自治体レビュー（VLR）」もそのような活動のひとつです。

本セッションは、自治体におけるSDGsのローカライゼーションの流れを加速するための要件を探るとともに、2019年9月に初めて開催される「国連SDGサミット」に向けたメッセージを発信することを目的として、2部構成で実施されます。第1部では、SDGsのローカライゼーションの現状と国際動向について、持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム（HLPF）2019及びその準備プロセスにおける議論も踏まえて検証します。第2部では、異なるステークホルダーによる具体的な実践事例に焦点を置きつつ、地域のパートナーシップや都市間の学び合いの可能性など、今後のローカライゼーション推進に向けたアクションについて検討します。