IGES 所長
森 秀行
IGES 所長
京都大学大学院工学部工業化学科修士課程修了。1977年環境庁(現環境省)入庁。アジア開発銀行環境専門官、国連高等難民弁務官、環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課研究調査室長、国連環境計画GEF担当ポートフォリオマネージャーなどを経て、2003年にIGES長期展望・政策統合プロジェクトリーダーに就任。慶応大学大学院政策・メディア研究科特別研究教授(2008年~2010年)。
2010年4月より現職。
主著に「低炭素社会をデザインする」(共著、慶応義塾大学出版会)
IGES エグゼクティブコーディネーター/ナレッジ・コミュニケーション
ディレクター
森 尚樹
IGES エグゼクティブコーディネーター/ナレッジ・コミュニケーション ディレクター
現在IGESのナレッジ・コミュニケーションを主導しており、主な任務はIGESの関連機関との戦略的パートナーシップを活用し、広報やメディアとの関係を通じてIGESの専門的な知見や研究成果を広めることで社会にインパクトを生み出すこと。また、ファイナンスタスクフォースもリードし、気候変動やSDGsを含む2030年アジェンダの実施のため、特に民間の金融機関や投資家からの資金動員を拡大するための政策提言を行う調査研究を実施。
2017年3月から国連気候変動枠組条約(UNFCCC)技術執行委員会のメンバーとなっており、UNFCCC加盟国に気候変動の適応と緩和の分野における技術開発と移転に関する政策提言を実施。
過去30 年間にわたり、国際協力機構(JICA)、国際協力銀行(JBIC)、(旧)海外経済協力基金(OECF)において日本政府開発援助(ODA)に携わり、途上国への資金・技術協力や民間企業との連携による海外投融資に従事。特に都市環境管理、汚染対策、廃棄物管理や気候変動対策の分野で政策改善や、プロジェクト形成・実施等を主導。
海外勤務として、バングラデシュ、ベトナム、中国、米国にて途上国政府との政策対話、プロジェクト監理、国際機関との援助調整等を現場レベルで実施。例えば、2011年から2013 年の間、JICA が支援するベトナム気候変動対策プログラムのリード・コーディネーターとして、ベトナム関係省庁とともに、同プログラムの協調融資機関である世界銀行、フランス、カナダ、オーストラリア、韓国とプロジェクトの実施を支援。
2003年から2006年には中国にて環境専門家として中国環境保護局に日中環境協力促進のための政策的アドバイス等を行い、同活動が評価され中国政府から国家友誼賞を受賞。また、2013年にベトナム政府から気候変動対策プログラムへの貢献が評価されDistinguished Service Awardを受賞。
大阪大学において環境工学修士号を取得。