持続可能な開発のための教育(ESD)は、すべてのSDGsの達成に貢献することができ、全世代に対して行動の変容をもたらす重要な役割を担っています。ESDに関するグローバルアクションプログラム(GAP)が今年で終了し、2030アジェンダに対応した次の国際的な枠組み(ポストGAP)が議論されているほか、国連ハイレベル政治フォーラム(HLPF)でSDG4が点検項目の一つとなっているなど、2019年はESDにとってとりわけ重要な年といえます。
これまで、国連大学のESDプロジェクトは、グローバルアクションプログラムの実施を通じて、ESDの活性化や加速化・主流化に取り組むことで、SDGsの達成に貢献してきました。
本セッションでは、次期枠組みとしてポストGAPが近く立ち上げられるのに際し、世界各地の専門家を交えて、SDGs達成に向けたESDの今後の展開について議論します。基調講演では、ポストGAPとESDに関連した概念的な内容をご紹介し、パネルディスカッションでは、地域的・国際的な観点から意見交換を行います。
SDGsを達成するために教育が貢献できる点や、最近のESDの実践における課題や教訓、ESDの点検・評価の取り組みの進展などについて活発な議論を行いたいと考えています。
アナンサ・ドゥライアパ
UNESCOマハトマ・ガンジー平和と持続可能な開発のための教育研究所(MGIEP) 所長
北村 友人
東京大学 大学院教育学研究科
准教授
三浦うしほ
UNESCOバンコク事務所
アジア太平洋地域教育局
プログラム・スペシャリスト
望月 要子
UNESCOマハトマ・ガンジー平和と持続可能な開発のための教育研究所(MGIEP)
リシンキング・ポリシー 部門長
佐藤 真久
東京都市大学 環境学部 教授
マリオ・タブカノン
国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)上級客員教授