都市と地方は社会的にも環境的にも相互補完する関係にあります。例えば、都市の豊富な人材や資金、サービスを地方に向けることで地方の脆弱性を改善できる一方、地方の豊かな天然資源を保全し活用することで都市の食料・エネルギー安全保障を支えることができます。都市と地方の連続性・関係性を高めることは、都市の発展や貧困削減、格差是正に資するとともに、地方の生態系や文化多様性の保全にもつながります。特に持続可能な開発と災害に対するレジリエンス向上においては、先進国・途上国問わず、こうした地域循環共生圏の考え方が重要となります。
本セッションでは、国内外の自治体関係者、研究者とともに、都市と地方の連携について意見交換を行い、相互に補完し支え合う地域循環共生圏の課題と展望について議論を深めます。
このセッションは、IGES、慶應義塾大学、インド・ビスベスバーレーア国立工業大学が共同で実施するもので、日本学術振興会(JSPS)とインド・社会科学研究評議会(ICSSR)からご後援をいただいています。
武内 和彦
IGES 理事長
ショウ・ラジブ
慶応義塾大学 政策・メディア研究科 教授
武田 智子
IGES ⾃然資源・⽣態系サービス領域
研究員
サーミア・デシュカー
インド・ビスベスバーレーア国立工業大学(VNIT) 助教(建築・計画)
石郷岡 誠
神奈川県 環境農政局 緑政部
水源環境保全課 グループリーダー
ビジョン・クマール・ミトラ
IGES ⾃然資源・⽣態系サービス領域
主任研究員
ハッサン・ヴィルジ
広島大学 国際協力研究科 教授
ナンダー・ジクカー
インド・ナグプール市長
アンドレ・マダー
IGES ⾃然資源・⽣態系サービス領域
プログラムディレクター